【ソムリエVのセンシュアル・ノート <Sensual Note> 】
きめ細かな泡立ちと透明感のあるピュアな果実のニュアンスが上質な酸味と調和した、食前から食中まで幅広く楽しめる一本。キリット冷やして食前に。温度を上げながらふっくら仕上げた蒸し鶏にクリームのソースを添えて。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全世界の著名なホテルやミシュランレストランで採用されている名門シャンパン。
全世界のペニンシュラホテルグループのハウスワインとして採用されている屈指のシャンパン。帝国ホテルやマンダリンオリエンタル、パークハイアットや著名なミシュランレストランでもオンリストされています。どのメゾンよりも低い10℃という低温で熟成するため、泡のキメの細かさは味わったことのある人だけが知っています。
◆ヒストリー◆
ドゥッツは,1838年にウイリアム・ドゥッツとピエール・ユベール・ゲルデマンの2人によってアイ村設立されました。1860年代後半より2代目ルネ・ドゥッツとアルフレッド・ゲルデルマンにより海外市場へ進出し,英国,ドイツ,そしてロシアへ販路を広げていきました。
1993年にランスに本拠を置く大手メゾンのルイ・ロデレールの傘下に入り,ロデレールが1996年に送り込んだCEOのファブリス・ロセ氏は積極的な設備投資を行い,ドゥッツの品質をさらに向上させています。
◆テイスティングノート◆
きめ細やかなムース状の泡立ち、金色に輝く外観は、長期熟成によるドゥッツの特徴である最初にサンザシや白い花の香り広がり、トースト、マジパン(挽いたアーモンドと砂糖・卵とを練り合わせたもの)、熟した果実(リンゴ、西洋ナシ)の香りが続く シャルドネのフレッシュ感とピノ・ノワールの濃厚さが口に広がり、優雅でコクのある風味が醸し出され、強い果実の香りが後に残り、とてもバランスの良いシャンパーニュである。
◆ブドウ品種比率◆
ブリュット・クラシックは、上質のブドウをブレンドしたシャンパンである。毎年、決められた一定レベルの品質、複雑さのハウススタイルを造り出すため、特定量のブレンド用原酒が加えられる(20〜40%)。ブリュット・クラシックの特色は、マルヌ地区の上級クリュで栽培された、最高品質のブドウだけを使用している。最終ブドウ品種比率は、シャンパンの主要ブドウでもあるピノ・ノワール(1/3)、ピノ・ムニエ(1/3)、シャルドネ(1/3)。
◆ワインに合う料理◆
この“クラシック”シャンパンは最も理想的な食前酒であり、また、様々な魚料理(鮭、カレイ、ヒラメ、マトウダイ)や家禽の肉(鶏、七面鳥、アヒル、ガチョウ)、白肉など、幅広い料理に合う。